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重曹の食用や掃除用の違いは何?どうやって使いわけるの?

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最近『重曹』って言ったら

掃除に使うもの!

ってイメージが大きいんですが、
実は3つの種類があるのを知ってますか?

 

今回は、何となく掃除に使っている重曹の違いについて紹介します。

 

 

重曹の違いとは?

重曹は『薬用』『調理用』『掃除用』の3種類があります。


その違いは、どの位精製してあるかです。

 

『薬用』は100%近く精製してあり、純度が高いです。
その分、金額も高くなります。
購入は薬局でできます。

 

『調理用』は薬用ほど精製されてなく、 キメもすこし粗いです。
ペーキングパウダーの代わりとして「ふくらし粉」と言ったりもします。
山菜などのあく抜きや、食材を柔らかくするために使います。
食器・調理器具磨き、その他掃除にも入浴にも使えます。

 

『掃除用』は薬用や調理用に比べて精製はされていません。
多少口にしても害はないですが、掃除や脱臭のみに使います。
多少キメが粗いのでクレンザーの代わりの研磨剤として使用します。

 

『掃除用』は100円ショップにもあり、比較的安いので
掃除専用で使います。

 

『調理用』の重曹があると、料理にも掃除にも使えるのと
子どもやペットがいても安心して使えます。

重曹にはどんな作用があるの?

重曹には5つの作用があります。

研磨作用

細かい粒子なので、研磨剤として使えます。
ステンレスなども傷つけにくいですが、100円ショップで購入したもので
粒子が少し荒いなぁと思った重曹でゴシゴシこすると、
ちょっと傷がついてしまったので、気を付けてくださいね。
目立たないところで、傷つかないか試してから使うようにしてくださいね。

 

中和作用

部屋の中の汚れ等は、ほとんど酸性の物質でできています。
その酸性の汚れにアルカリ性重曹をかけると中和・分解して
汚れが楽に落ちやすくなります。

 

消臭・吸湿作用

生ごみの腐敗臭や体臭などの嫌な臭いは、ほとんどが酸性です。
そこに重曹を使うと、アルカリ性が酸性を中和して、匂いを分解します。
また、吸湿性もすぐれているので、湿気の多い場所に置くと
カビ防止になります。

 

発砲作用

重曹は熱が加わると二酸化炭素を発生させて、シュワシュワと細かい泡が発生します。
この泡が、汚れを浮き上がらせて、落としやすくしてくれます。

 

軟水作用

カルシウムやマグネシウムなどを含んだ硬水に、重曹を加えると、
化学反応が起こります。
その結果、硬水が軟水に近づき、水が柔らかくなります。

 

重曹はどうやって使うの?

重曹は3つの使い方ができます。

 

ペースト状にする

壁面などの、粉がつきにくいような場所は、重曹2:水1の割合で混ぜて
ペースト状にします。
時間がたつと固まりやすいので、使う時に使う分だけ作ります。

 

水に溶いて重曹水にする

重曹水は拭き掃除に便利です。
水1カップ重曹小さじ1を入れて、よく溶かします。
スプレーボトルに入れていると、気になった汚れに
シュッシュとかけて、いつでも使えます。

重曹の量を多くしてしまうと、重曹水で拭いたあとに

白く跡が残ってしまう場合もあるので気をつけてくださいね。

 

そのまま使う

汚れをこすり落としたい時には、そのまま粉のままで研磨剤として使います。


消臭・吸湿剤として使う時も、粉の状態で使います。
ビンに重曹を粉のまま入れ、下駄箱に置いておいて
少し湿気がでたら、ペースト状で使ったりできます。

 

消臭・吸湿剤として使う時は、1ヶ月ぐらいで交換したほうがいいですよ。

最後に

重曹はエコ洗剤として、色々な掃除にも使えますが
使わない方がいい素材があります。

アルミ・無塗装の家具や床・大理石などは、傷がついてしまう
可能性があります。そして、アルミは黒ずみやすいです。

重曹を使う場合は、そのあたりにも気をつけてくださいね。