幼稚園のお弁当で年少さんの量はどれくらいがいいの?おすすめのお弁当箱は?
毎日元気に登園している子も、行きたくないと泣いている子も、ママが作ってくれるお弁当の日はニコニコ笑顔ではないでしょうか。
子どもはお弁当が大好きです。
私の子どもが幼稚園生だった頃、毎日登園しぶりがひどくお手上げでした。
けれど、お弁当の日だけはとても嬉しそうに登園していたのを今でも思い出します。
ママが頑張って作ってくれるお弁当ですが、ちょっとしたポイントをおさえることで、子どもに園生活をもっと楽しく過ごしてもらうことができるんですよ。
今回は幼稚園に通う年少さんのお弁当について、どれくらいの量にした方がいいかや、おすすめのお弁当箱などについて、いろいろまとめていきたいとおもいます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
お弁当箱の容量はどのくらい?おすすめのお弁当箱は?
子どもにとって、園生活が楽しくなるお弁当のポイント1つ目は、ずばり量。
給食と違って、お弁当はその子によって量も中身も変わってきます。
私の娘が通っていた幼稚園の先生によると、特に年少さんのうちは、お昼ごはんにとても時間がかかるそうです。
どうしても食べこぼしてしまったり、おしゃべりに夢中になって手が止まってしまったり。
まだ食べたいのに時間が足りず、しかたなく残してしまう子もいるそうです。
そこで大切になってくるのがお弁当の量なのですが、普段お家で食べている量より少なめにして、「ちょっと足りないかな?」と思うくらいの量を詰めるようにしましょう。
特に年少さんのうちは、ちょっとしたことで自信をつけることができるけれど、その反面少しのことで自信をなくしてしまったりもします。
せっかく大好きなママが作ってくれたお弁当なのに、時間内に食べきれずに残してしまうと、子どもはとてもがっかりしてしまいます。
最初は少なめに詰めるようにして、必ず残さずに食べきれる量だけにしましょう。
そして、ピカピカになったお弁当を持って帰ってきたら、「わー!すごい!ピカピカに食べてくれて、ママすごく嬉しいよ」と、うんと喜んでいるところを見せましょう。
年少さんのお弁当箱の容量の目安としては、おおよそ300〜360ml。
お弁当を残さずに食べきれるようになってきたら、子どもの意見も聞きつつ少しずつ容量を大きいものに変えていきましょう。
これは私の意見になってしまいますが、できれば最初に買うお弁当箱は360mlがおすすめ。
年少さんや、特に食の細い子には大きなお弁当箱に見えるかもしれません。
なので、はじめのうちは360mlのお弁当箱に、いちごやオレンジなどの果物も一緒に詰めるようにして、隙間を埋めます。
量を食べられるようになってきたら、果物は別の容器に詰めるようにすると、その分おかずを増やすことができますよ。
今では100円ショップでも、かわいいデザインのものはたくさん売られています。
子どもの好きなキャラクター物もいいですが、長く使えなかったり、お友達の意見に左右されて、ある日いきなり嫌がるようになったりします。
お弁当箱のデザインは、子どもの意見も取り入れつつ、最終的な判断はママがするようにしましょう。
食べやすいお弁当の中身は?
年少さんのうちは、上手にお箸を使えない子も多いと思います。
スプーンやフォークを使い分けることもまだ難しいため、できるだけすべてをフォークで食べられるようなおかずにすると◎
園生活を楽しくするポイント2つ目は、「さしやすく、食べやすく、こぼしにくいお弁当」を目指すようにすること。
自然と子どもも自分で食べることに自信をつけて、食べる量が増えていきます。
一口サイズに切った卵焼きやからあげ、丸いかたちのおにぎりやウインナーなどは、子どもも大好きでフォークで食べやすいお弁当の中身たち。
そこで、栄養バランスも考えて、赤・緑・黄色が入るようにすると、見た目も良くなっておいしそうなお弁当のできあがり。
凝ったデザインのキャラ弁を作ろうと思っているママは、必ず素手で作らないように気をつけましょう。
キャラ弁は細かいパーツが多くなり、素手で触ることが多い分雑菌が繁殖しやすくなります。
お友達とはちょっと違ったお弁当にしたいなら、かわいいデザインのピックを挿したり、おにぎりに海苔の顔を作ったりすると、それだけでかわいらしいお弁当になりますよ。
食べてくれない時の対処法は?
お弁当を食べてくれないとき、子どもに理由を聞いていますか?
聞いて答えてくれる子なら対応もしやすいですが、うまく説明できずに黙ってしまう子もいるかとおもいます。
お弁当を食べない理由はその子によって様々だとおもいますが、いくつか対処法を紹介したいとおもいますので、参考にしてみてくださいね。
嫌いな野菜やおかずが入っている
お弁当の食べ残しで一番多いのが、嫌いなおかずが理由の場合。
なんでも好き嫌いなく食べてほしいという気持ちから、嫌いとわかっていてもお弁当に詰めていませんか?
お弁当は、好き嫌いをなくすためのものではなく、「ピカピカに食べることでたくさん褒めてもらえる、成功体験を積む場」です。
まだお弁当を食べ慣れていない年少さんのうちは、嫌いなおかずや野菜は避け、できるだけ食べやすい形のものを詰めるようにしましょう。
時間内に食べきれない
お弁当を食べない理由に多いものとして、時間内に食べきれないというものもあります。
この場合考えられるのは、量が多いか、食べづらい中身になっているということ。
とくに嫌いなおかずがなく、単純に時間内に食べきれないというときは、量が多い場合がほとんどなので減らすようにして様子を見ます。
時間内に食べきれないもうひとつの理由として、食べにくい中身になっている場合。
そぼろごはんなどは、見た目はおいしそうですが食べるときにこぼしやすかったり、うまくフォークやスプーンを使えず時間がかかってしまいます。
ごはんはできるだけ食べやすい形のおにぎりにして、手で持って食べられるようにラップなどに包んでお弁当箱に詰めるようにしましょう。
残して帰ってきたときに、ママが叱っている
最後に考えられる原因なのがこちら。
せっかく朝から頑張って作ったお弁当を残されると、ママもとても悲しい気持ちになりますよね。
ついつい
「全然食べてないじゃない!」
「せっかく作ったのに!ちゃんと食べて帰ってきて!」
など、強い口調で言ってしまうことはありませんか?
子どもは、お弁当を残そうとおもって残しているわけではありません。
時間内に食べきれなかったり、食べづらい中身だったり、ついついお友達とおしゃべりが弾んでしまったり。
子どもがお弁当を残してきても、絶対に叱ったり責めることは言ってはいけません。
「自分ひとりでここまで食べられたんだね、すごいね!」
「次はなにを入れてほしい?」
など、前向きな言葉かけを意識しましょう。
最後に
お弁当は、子どもにとってとても嬉しいもの。
毎日お弁当の幼稚園もあれば、月に一回、週に一回の園もあるかとおもいます。
ママにとっては大変ですが、お弁当は食育の一環でもあります。
楽しく食事ができるようにするためには、中身や量にもちょっとした工夫がいります。
「お弁当の日は楽しいな」「お弁当っておいしいな」とおもえるようになってから、食べられる量も増えてきます。
お弁当には【ママの愛情がたっぷり詰まっている】と言われますが、きっと、元々はこういう考え方からきているのかもしれないですね。